ピロリ菌の除菌後の十二指腸潰瘍

ピロリ菌の除菌後の十二指腸潰瘍

ピロリ菌の除菌後の十二指腸潰瘍

十二指腸潰瘍になっているとピロリ菌に感染している確率がとても高くなります。ピロリ菌の除菌後には十二指腸潰瘍になることはないものなのか、十二指腸潰瘍の原因はピロリ菌だけなのか、十二指腸潰瘍でピロリ菌を除菌するともう治療しなくてもよいのか、などを紹介したいと思います。

 

ピロリ菌の除菌後には十二指腸潰瘍にはもうならないのか

十二指腸潰瘍の疾患がある人には80〜90%ピロリ菌がいると言われています。除菌に成功すると一年後に十二指腸潰瘍の再発が6%くらいといわれていますが、除菌が出来なかったような場合には、80%くらい十二指腸潰瘍を再発するとも言われています。再発することもないわけではないですが、ピロリ菌除菌後成功しているとかなりの再発を防ぐことが出来ます。

 

十二指腸潰瘍の原因はピロリ菌だけにあるのか

十二指腸潰瘍の原因としてはピロリ菌ももちろんありますが、他の原因として非ステロイド系抗炎症剤を飲んでいることで潰瘍ができやすくなると言われています。また、喫煙やアルコールが原因でも十二指腸潰瘍を引き起こします。ピロリ菌に感染していないからといって十二指腸潰瘍にならないわけではありません。

 

十二指腸潰瘍でピロリ菌を除菌したら治療はしなくてもよいのか

十二指腸潰瘍でピロリ菌を除菌した場合、除菌に成功しても十二指腸潰瘍を再発しないということではありません。他の理由からも十二指腸潰瘍になることもあり、定期的な観察は必要になりますし薬などもしばらく飲まなければならない人なども出てきますので、必ず診察は受けた方が良いでしょう。

 

ピロリ菌の除菌後には十二指腸潰瘍が再発するリスクはとても減りますが、きちんと除菌できていないと80%がまた十二指腸潰瘍を再発してしまうと言われています。除菌に成功したといわれても、定期的な検査などや診察は受けた方が良いでしょう。

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