30代のピロリ菌感染
30代で感染している人は10%ほど
ピロリ菌は高齢者に多く感染している菌です。そのため、若い人たちにとっては関係ないと思っている人も少なくはないようです。しかし、いくら若くても関係がないわけではありません。
30代の人のピロリ菌の感染率は10%ほどです。たった10%とはいえ、30代であってもピロリ菌に感染することはあるのです。
なので、ピロリ菌とは無関係とは思わずに、ピロリ菌についてしっかりと考えておくべきです。
30代は非常に重要な時期
ピロリ菌は最初、腹痛や胃痛などの症状を引き起こします。しかし、この症状が発展していくと、胃炎や胃潰瘍、胃癌と言った病気を引き起こしてしまいます。
中でも胃癌は非常に恐ろしく、発見が遅れれば命に関わることもあるほどです。しかし、この胃癌は発症する人のほとんどがピロリ菌に感染しており、ピロリ菌の治療をきちんとすれば胃癌のリスクを抑えることにもつながるのです。
そして30代は、この胃癌のリスクを抑えるうえで、非常に重要な時期とも言えます。
除菌治療を早めに行う
ピロリ菌は胃癌のリスクを高めていますが、ピロリ菌の除菌治療を行えば胃癌のリスクも格段に下げることができます。しかし、高齢になってからの除菌治療では、胃癌のリスクが下がらないこともあります。
ですが、ピロリ菌の除菌を30代までに行っておけば、その後の胃癌のリスクはほぼ0になるのです。もちろん高齢になってからの除菌治療は無意味なわけではありませんが、早ければ早いほど効果も大きいのです。
なので、30代になったら、ピロリ菌に感染しているかを確かめて、もし感染しているのであれば30代の内に除菌治療を行い、胃癌のリスクをなくしてしまいましょう。
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