ピロリ菌と体臭
体臭は病気が原因の場合も
多くの人は体臭で悩むという経験があるかもしれません。特に営業職の人や接客業の人などは、人と接する時間が長くなるので、余計に体臭を気にするのではないでしょうか。
体臭には食生活などが影響するため、食生活を整えようと努力する人もいます。しかし、体臭の原因はそれだけではなく、病気が原因になっている場合もあります。
ピロリ菌に感染した場合の体臭
病気が原因で体臭が発生することがありますが、病気によって体臭は変わります。ピロリ菌に感染した場合も体臭が表れます。ピロリ菌に感染した場合の体臭は腐卵臭のようになります。
ピロリ菌に感染すると、胃炎や十二指腸潰瘍など、胃などに関する病気のリスクが高まります。ピロリ菌に感染し、これらの病気を発症してしまうと、胃の働きが弱くなってしまい食べたものが消化されにくくなります。つまり、食べたものが長時間、胃に留まることになるのです。胃は胃酸で食べ物を溶かしていますが、長時間食べ物が胃酸に触れると、食べ物が腐敗したような状態になってしまいます。
これが原因で腐卵臭のような体臭になってしまうのです。
様々なことから判断する
このように、体臭からもピロリ菌に感染しているかを判断することができます。ピロリ菌は胃に関する病気の発症リスクを高めますが、中でも死亡率の高い胃癌を発症するリスクも高めます。そのため、ピロリ菌は早期に発見して治療を行うことが理想的だと言えます。
ピロリ菌を早期に発見するために、検査を定期的に受けることも非常に大切ですが、体臭も判断基準の一つと考えて、日頃から体の変化に注意しておくことで、胃癌などの様々な病気から体を守ることにも繋がります。
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