ピロリ菌と不妊

ピロリ菌と不妊

ピロリ菌と不妊

ピロリ菌の影響は胃だけではない

ピロリ菌は胃にばかり影響を及ぼすと思われがちです。実際にピロリ菌に感染すると胃潰瘍や胃癌といった、胃に関する病気になるリスクが高まります。

 

胃癌は、癌による死者数の中でも高い割合を占めているため、ピロリ菌は非常に危険性が高いといえます。

 

しかし、ピロリ菌は胃の病気のリスクを高めるだけでなく、不妊にも影響を及ぼすのです。

 

ピロリ菌に感染すると不妊になりやすい

まず、女性がピロリ菌に感染した場合です。女性がピロリ菌に感染すると、ピロリ菌に対抗する抗体を持ちます。しかし、この抗体は男性の精子の働きを抑えてしまう効果も持っています。

 

そのため、精子が卵子と融合しにくくなり、妊娠しにくくなってしまうのです。

 

また、男性がピロリ菌に感染した場合も、不妊への影響があります。男性がピロリ菌に感染すると精子が直接影響を受け、精子の働きが弱くなったり、精子が生き続けることができる時間が短くなってしまったりし、それが不妊につながるのです。

 

妊娠をしても危険

ピロリ菌に感染した場合でも、妊娠できる確率がゼロとは限りません。しかし、ピロリ菌に感染した状態で妊娠をした場合、さらなる危険が待っています。それは、赤ちゃんへの感染です。ピロリ菌の感染原因で多いものは母子感染です。

 

ピロリ菌に感染した状態での妊娠は、ピロリ菌を拡大することにもつながりますし、子どもが症状に悩むことにもつながります。

 

このようにピロリ菌は不妊になりやすく、妊娠してもピロリ菌を拡大してしまう、妊娠を望む男女にとっては非常に厄介なものです。そのため、妊娠を望む場合には、まずピロリ菌の検査を行っておくことが望ましいことだと言えます。

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