ピロリ菌の夫婦間の感染

ピロリ菌の夫婦間の感染

ピロリ菌の夫婦間の感染

唾液により感染することがある

ピロリ菌は水に潜んでいることが多いため、水から感染していました。しかし、今では水道の水は消毒されているためピロリ菌はおらず、主な感染経路は母子感染となっています。子どもが小さい時に行われる口移し。もし、親がピロリ菌に感染している場合、この口移しによって子どもにもピロリ菌が感染することがあります。つまり、唾液を介してピロリ菌は感染することがあるということです。

 

夫婦間では感染するのか

では、コップや食器など同じものを共有することが多くなる夫婦間では、よりピロリ菌が感染しやすくなるのでしょうか。

 

実は、夫婦間ではそれほどピロリ菌には感染しやすくはありません。赤ちゃんが唾液によりピロリ菌に感染しやすいのは、胃液の酸が弱いことや免疫力が低いことにより、ピロリ菌が住みやすい環境であるために体内に定着しやすくなり、感染しやすくなります。

 

しかし、大人になれば免疫力が高まるため、ピロリ菌が定着しにくく、ピロリ菌が体内に入っても、一時的な胃炎などが起きるだけのことが多いのです。

心配があれば対策する

夫婦間ではピロリ菌が感染しにくいことが分かりましたが、決して全く感染しないわけではありません。何度も同じ食器などを共有していれば、ピロリ菌に感染する確率も高まります。

 

もし、夫婦のどちらかがピロリ菌に感染していることが分かっていれば、食器などの共有は避ける方が無難ですし、ピロリ菌が判明していない場合でも予防のために共有を避けると良いでしょう。

 

また、子どもに母子感染することを考えれば、子どもが産まれる前にあらかじめ検査を受けておくのも良いかもしれません。

 

できる対策を行い、ピロリ菌の拡大を防ぎましょう。

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