ピロリ菌の除菌の薬について
「ピロリ菌」の除菌治療は、3種類の薬を1週間1日2回服薬する方法になります。
この除菌療法は「3剤併用療法」と言われ、日本ヘリコバクター学会によって定められたガイドラインの中で、使用する薬と容量は決められています。
服薬治療をしても成功率は70〜80%で、約20%の人は除菌に失敗します。
2回目の除菌治療を行うときは、1回目の薬にピロリ菌に耐性が出来ているので、1回目と異なる薬を選んで除菌していきます。
「ピロリ菌」の除菌薬
ピロリ菌の除菌には3種類の薬を服薬することが決まっています。
●プロトンポンプ阻害剤(胃酸の分泌を抑えて抗生物質の効果を高める)
・ランソプラゾール、ラベプラゾールナトリウム、オメプラゾール、エソメプラゾール
●抗生物質(様々な細菌の発育を抑える)
・アモキシシリン水和物、アモキシシリン
●抗生物質(ピロリ菌に対する抗菌作用を高める)
・クラリスロマイシン、メトロニダゾール
これらの中から組み合わせて処方されます。
2015年5月時点で、ランソプラゾール、アモキシシリン水和物、クラリスロマイシンの組み合わせが、除菌率85%の抗除菌率が報告されています。
また、最近では3薬をパックにした除菌薬もあり、武田薬品工業「ランサップ400」やエーザイ「ラベキュアパック」などが一般的になってきました。
「ピロリ菌」の除菌薬の注意点
ピロリ菌の除菌治療は、妊娠の可能性がある人や妊娠中、出産後の授乳中の人はピロリ菌の除菌治療(服薬)は止めた方が良いでしょう。
また、高齢者や重症の肝臓・腎臓疾患のある人も除菌治療は止めた方が良いでしょう。
除菌薬は保険適用薬として認められていますが、抗生物質を飲んで副作用(湿疹や発熱など)を越したことがある人は、除菌治療が出来ない事もあります。
1週間の除菌治療中は、1日2回の朝・夕の決まった時間に服薬して、飲み忘れに注意しタバコや飲酒を控えるようにしましょう。
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