ピロリ菌治療と薬疹

ピロリ菌の治療は薬による除菌治療です。その薬の服用期間は1週間。1週間薬を飲むことで、体内のピロリ菌は除菌され、元の生活に戻ることができます。しかし、ピロリ菌の除菌治療はそれほど簡単なものではありません。

薬を服用するということは副作用が表れる可能性もあります。もちろん個人差によって、それほど強い副作用が出ない場合もありますが、中には酷い副作用に悩まされることもあるのです。

ピロリ菌の除菌治療における副作用で多いものは腹痛や胃痛です。しかし、それ以外にも副作用があり、薬疹と呼ばれる湿疹が腕や足、酷いときには全身に表れます。

この痒みは非常に強く、夜に眠れない場合もありますし、無意識のうちに?いてしまい熱を持った状態になってしまうこともあります。

この薬疹が出た場合、多くの人は痒みに耐えるだけで良いと勘違いをしてしまいます。しかし薬疹は放っておいてはいけないものなのです。

薬疹は蕁麻疹のような湿疹と似ているため、痒みに耐えようとする人がほとんどです。しかし、薬疹は薬が原因で起きる痒み。医学の世界では薬疹は重大な副作用の前兆とも言われており、そのままにしておくことは危険なのです。

もし、ピロリ菌の除菌治療中に発疹が出てしまった場合は、薬の服用を止め、病院に行って相談をしましょう。ただの発疹であれば、問題なく除菌治療を続けることができますが、薬疹であった場合は除菌治療を続けることは危険です。

まず、ピロリ菌の除菌治療中の薬疹はただの痒みではなく非常に危険な状態であるということを理解し、薬の服用を続けるのではなく病院での相談を行うようにしましょう。