ピロリ菌と貧血
貧血はピロリ菌が原因の場合も
今、多くの女性が貧血に悩まされています。しかし、貧血になるのは女性ばかりでなく、男性もなる場合があります。
女性はもちろんですが、男性が貧血になる場合、ピロリ菌に感染していることが原因である場合があります。
一見、ピロリ菌と貧血は無関係のようにも思えますが、実は密接に関係しているのです。
なぜピロリ菌で貧血になるのか
では、なぜピロリ菌に感染すると貧血を起こすことがあるのでしょうか。
ピロリ菌は胃に潜み毒素を出すことで、胃に様々な影響を与えます。その影響とは、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などです。
このように胃の病気を発症すると、胃の内部で出血が起きます。しかし、胃の状態は外からは見えないため、出血をしていることに気づきません。そして、長期間出血が起き続けることで、貧血へとつながるのです。
徐々に出血をして貧血状態になっていくため、症状に気づきにくく、貧血の症状自体は通常の貧血と変わらないため、胃に影響が出ていることに気づきにいのです。
男性の場合は貧血になりにくく、もし貧血を起こした場合は身体の内部で出血していることが多いので比較的気づきやすいです。
除菌で貧血が改善
ピロリ菌が原因で貧血を起こしている場合、ピロリ菌を除菌することで貧血も改善されることがあります。
ピロリ菌を除菌すれば、胃に影響を与える原因がなくなるため、出血も治まり、貧血が改善されるのです。しかし、ピロリ菌に感染していることに気づくのが遅くなり、症状が進行してしまっている場合が、除菌を行ってもすぐに貧血が改善されない場合があります。症状が進行してしまうと、胃の損傷も激しくなり、回復に時間がかかるからです。
貧血気味でピロリ菌に感染していることが分かった場合は、早めに除菌を行いましょう。
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