ピロリ菌と糖尿病

ピロリ菌と糖尿病

ピロリ菌と糖尿病

ピロリ菌は胃癌のリスクを高める

ピロリ菌は胃に様々な影響を与える細菌です。ピロリ菌は毒素を発生しますが、その毒素が原因で胃の粘液が剥がされます。胃にとって粘液は非常に大切で、胃液から胃を守っているものです。それにもかかわらず粘液が剥がされると胃液の影響で胃が損傷してしまい、胃炎などが起きるのです。

 

また、胃が損傷することで胃癌の原因にもなります。そのため、ピロリ菌は胃癌のリスクを高めるといわれています。

 

糖尿病のリスクも高める?

ピロリ菌が高めるリスクは胃癌ばかりではありません。ピロリ菌に感染することで糖尿病のリスクも高めるのではないかと言われています。これは一部の研究者が発見したことです。

 

ピロリ菌によって胃に炎症ができた際、ある物質が分泌されます。その物質が糖尿病になりやすくなる原因を作ると考えられるのです。

 

ピロリ菌と糖尿病の関係ははっきりと解明されてはいないものの、メカニズムを考えれば関係していることは十分にあり得ます。

 

やはり除菌は行うべき

ピロリ菌は薬による除菌治療を行います。そのため、治療中に副作用が出る場合があります。また、ピロリ菌は全てが悪いものではないため、除菌治療は行わない方が良いという意見もあります。

 

しかし、ピロリ菌は胃癌のリスクを高めることがはっきりと解明されていますし、糖尿病のリスクも高めるのではないかと言われ始めました。胃癌も糖尿病もかかれば非常に厄介な病気ですが、どちらもピロリ菌に感染することで発症する可能性があるのです。

 

それを考えれば、除菌治療の際の副作用やピロリ菌のメリットを考慮するよりも、ピロリ菌に感染が発覚した場合には、早めに除菌治療を受けるべきだと思います。

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